続・夢

目が覚めて煙草を吸いながらつらつらと考えて見た。


あの夢に出てきた子は綺麗だったなぁっと。
どこかで見たような気がして思い出そうとしてた。
で、思い出した。

中一の時に同じクラスだったTさんだ。
Tさんで、名字は思い出すが名前が曖昧だ。
ゆきえだったか、さちえだったか。
さっちゃんと呼ばれてた気がするが。

すんごく俺にとっては綺麗な子だったなぁ。
2年3年と同じクラスではなかったし、
人間関係に疎い俺は彼女がどのくらいもててたかは知らないけれど。


ああ、俺は好きだったんだなぁっと。


突然思い出した。
高校受験の私立が学科は違ったがたまたま一緒で、
一年の時同じクラスのよしみでちょっと話したのを思い出した。
俺はその頃から既にダンゴムシだったから、
気のきいた事は何一つ言えなかった気がするけど。
そんなことを思い出すなんて、、、って感じだ。


ガキンチョの頃は好きな人の話をすることもある。
そんなときでごまかしきれない時は
中学高校で4年間一緒だった子を名前をあげてた気がする。
好きか嫌いかで言えばもちろん好きだが、
愛嬌があって女子グループで言えばメイングループにいる子。
綺麗な子ではなかったが可愛いタイプだったろう。
そこそこ話はしたんではないだろうか。
まぁ、4年も一緒だったわけだから。

ダンゴムシだったがダンゴムシでいたくなくて、
でもやっぱりダンゴムシで。
その子の名前を言っておけば、まぁ周りも納得するような。
けどまぁ、その子が中学の同級生と付き合い始めたのを
知った時に、同じく中学高校と5年クラスが一緒だった子に
ごまかしであげる名前を変えたが。

二人ともなんというか、、、雑音を気にしない強さを持ってる気がして、
そんなに迷惑でもないかなぁっと。
そんだけクラス一緒なら好きだといっても変ではないだろうと、
くだらない計算もあったなぁ。


しかしそれが癖になってて、今でも、というか
夢で思い出すまで、自分でもそう思ってたのはちょっと笑える。

ああ、
つくづく自分はダンゴムシなんだなぁっと。
それはそれでいいし、否定のしようもないものではあるが。
少しは救われた感じがする。

まだ大丈夫。